お彼岸の連休、田舎の古家問題と向き合う

徒然

お彼岸のこの連休、父親の実家を訪れました。目的は、今では空き家となった古家の状況確認と、今後の古家問題をどう進めるか検討のため。現在進行形ではありますが、田舎の古家問題と向き合う過程をブログに残していきます。

私の両親は、いわゆる団塊の世代。実家を離れ首都圏で就職しました。幸い両親ともに健在ですが、田舎の実家、お墓をどうするか、いよいよ私たちの課題となってきました。

古家の解体を視野に、状況を確認します。

古家維持費用の問題

メンテされている空き家の場合、固定資産税の「住宅用地の特例」が効きます。結果、敷地の広さにもよりますが、更地の場合と比較して、1/6もしくは1/3の固定資産税となります。

一方で、廃墟同然の「特定空き家」に指定されると、上記の特例が効かなくなります。

ですので、空き家といっても、定期的なメンテが必要となり、毎年修理修繕費用や古家を訪れるための旅費等がかかります。

固定資産税の問題

上記の通りメンテナンスも大変です。そこで、古家を解体し、更地化したくなります。しかし、更地にすると固定資産税が跳ね上がります。これは、古家がなくなると先ほどの特例がなくなるためです。

ですので、古家の解体と土地の売却は、セットで考える必要があります。

土地が売れない問題

田舎では、過疎化が進み、周りを見ても売地、空き家が多く見られます。

結果、近所に迷惑がかからないようメンテナンスをしながら、様子見という状況が続いていますが、毎年のメンテナンス費用を考えると、あと数年で決着を付けたいと考えています。

古家訪問

下の写真は、古家の様子。敷地も広く、蔵も2つあります。四季おりおりで、豊かな表情が見ることができます。

作戦としては、古家問題の情報収集と土地売却の目処をつけます。並行して、不用品を廃棄、とメンテナンス継続です。

今回、いつ解体してもいいように、不用品の整理に着手し始めました。古家の解体を行う場合、解体費用そのものもありますが、それ以外の不用品の分別・廃棄費用、庭木撤去等々の費用がかかります。不用品の整理は、これらの雑費をできるだけ抑えるための試みであり、売れる算段がつくまで継続予定です。

加えて、メンテナンスとして、外構を超えてしまっている庭木の剪定も行いました。一日中、剪定バサミ作業をしたため、作業後は握力がほぼなくなってしまう状態。

歩数も、15,197歩/日。新記録です。

夕方には、墓参りをすることができました。コロナ以降、初です。お彼岸に、訪れることができ、ほっとした気持ちで、鳥海山を望みます。

一通り力作業をした後は、宿で食事とお酒が待っていました。

滞在したのは、余目駅前の「余目ホテル」。一泊朝夕食付きで、6,600円。地産地消を基本に、おかみ自ら考え抜かれた食事とお酒に舌鼓を打ちます。庄内のお米「つや姫」もつやつや。朝食から茶碗3杯いただきました。

共に、歩んでいきましょう。

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