子どもたちが夢中になっていること
今、小5の長男と小2の次女が夢中になっているのがAmong Us。オンラインでできる人狼ゲーム。写真は、長男が集めたAmong Usのキャラクターのキーホルダーです。
我が家では、定期的に小遣いがもらえるのは、中学生から。小学生は、基本、家のお手伝いをすることで、お小遣いをもらえるシステムになっています。具体的には、皿洗い1回10円。風呂洗い1回10円。布団干し1回10円という感じです。
Among Usのキーホルダーは、1個550円。16種類のキャラクターがあり、購入の際は袋の中身が見えず、何が入っているは開けてのお楽しみ。という商品。
長男が、このキャラクターを集めることに夢中になり、当初は一生懸命お手伝いをし、お金をため、購入するというサイクルを繰り返していました。
事件
集めはじめて後半になってくると、同じキャラクターが出てきたりと、なかなか欲しいものが出てきません。我が家の小遣いシステムからすると、550円って大金です。思うようにお金も貯まらず、欲しいものが買えないという状況において、事件がありました。
次女が、はじめて買ってもらったAmong Usのキーホルダーに、長男が欲しかったキャラクターがでてきたのです。
ある日、次女のキーホルダーがなくなり、時を同じくして、長男がAmong Us買ってくるといって出ていきました。その後、なくなったキーホルダーと同じものが当たったと長男。その横で、泣いている次女。
モノに”執着”した結果でした。
父の経験
実は、私も同じような経験をしたことがあります。小学1年生の頃です。当時、スーパーカー(英語で「すごい車」という意味)の消しゴムを集めました。
友達同士で、学校の机の上に、それぞれの自慢のスーパーカー消しゴムをおき、ボールペンの後ろのカチカチを使って、お互いにスーパーカーをはじいて、ぶつけ合います。机の上から押しだしたら勝ち。という遊びでした。
ゲームで勝ったら消しゴムをもらえるというルールで遊んだり、友達同士で消しゴムを交換したり、友達がいらない消しゴムをもらったりして、集めます。
集めはじめると、いろいろな種類のスーパーカーが、段々かっこよく見えてきます。となると、ますます、たくさん欲しくなってきます。
ただ、自分で買うお金もありません。そもそも、私の家では、子どもだけで何かを買いに行くということは許されておらず、必ず親と一緒に何かを買う必要がありました。
ある日、レアなスーパーカー消しゴムをたくさんもっている友達の家で遊びました。いろいろコレクションを見せてもらっているうちに、どうしても欲しくなり、こっそり友達のスーパーカー消しゴムを1つ2つと、隙をみて、自分のポケットに入れたのです。
5、6個連続でそれを繰り返した頃でしょうか、友達が「俺のスーパーカーがない!」と騒ぎ始めました。なぜか、私の消しゴムの中に友達の自慢の消しゴムがあります。
「それ、俺のじゃない?」騒ぎが大きくなり、友達のお母さん登場です。お母さんは、決して私がとったとは言いませんでした。ただ、全てお見通しの中、私を泥棒扱いせず、「混じってしまったのね。返してくれる?」と一個一個一緒に確認し、元通りとなりました。
このときの、気まずさ、後ろめたさは、今でも覚えています。
まとめ
このときの「気まずさ」「後ろめたい」気持ちになった経験は、今でも忘れられません。このようなモヤモヤ感が残っていると、たとえ、盗んだことがばれず欲しいモノを手に入れたとしても、「いつ盗んだことがばれるか」とか、「悪いことしたな」とか、日常をスッキリ過ごせなかったでしょう。
合氣道の考え方でいくと、天地の理に反する。つまり、正しいことをやっていない。ということを、本能的に感じている状態です。そうなると、本来もっている能力を十分に発揮できなくなります。
家族の皆が、毎日をスッキリ、あっけらかんと過ごせますように。
共に、歩んでいきましょう。
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